クラシック

ギリシャ音楽に始る西洋音楽は中世にキリスト教と結びついて発展し、ルネッサンスで個人中心となり、17世紀から18世紀はバロック音楽、その後は古典派のハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ロマン派のシューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、リスト、ショパンと続き、近代と現在はドビュッシーらによって新しい道が開かれました。クラシックとはこれらの西洋音楽のことをいい、民俗音楽は通常はクラシックに含まれません。クラシックという言葉は芸術性を追求したものといわれながら大変あいまいです。バッハやモーツァルトの音楽は現在では古典的なクラシックですが、これらの曲がつくられた当時は、それがたとえ貴族や一部の人達の間にもてはやされたにしろ、食事時のBGM的に演奏されたり、ダンスに使われれば芸術性よりもむしろ娯楽性が強く、当時としてはポップスであったかもしれません。また、シュトラウス一族の作ったウインナワルツなどは、現在私達が聞いていても軽く楽しい曲が多く、クラシックと言い切ってしまうには抵抗を感じる人もありそうです。そこでクラシックとポップスを強いて区別するとすれば、一応の芸術性つまり美を求めて作られ、演奏され、歌われるものがクラシック、人々を楽しませることを目的として作曲、編曲され演奏、歌われるのがポップスということができそうです。クラシックとポップスあるいはエンターテイメントとのあいまいな境界についてはいろいろとその区別が表現されていますが、クラシックは繰り返しに耐え得る音楽でエンターテイメントは比較的繰り返す必要のないものという見方ができます。クラシックは何回聴いてもいいし、聴くごとに味もでてきます。これに対してポップスは一度はもてはやされても、長くは続かず割合簡単に忘れ去られて行くものが多いのが特徴です。

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