クラシック音楽の聴き方
ポップスや演歌など娯楽を対象とする音楽については、聴き方などという理屈はなく、聴きたい時に聴きたい曲を聴けばよいのであって、それがまた本来の聴き方といえそうです。しかしクラシック音楽の場合は様子が違い、クラシックが苦手という人もいるようです。そもそも苦手というのも変な話で、テレビやラジオから流れるバッハやショパンの曲に美しい曲だと感じる時はだれしもあるはずです。クラシック音楽を聴き始めるきっかけはいろいろありますが、この曲は何の曲だろうと疑問をもったためという場合がかなりあるようです。子供がクラシックに興味を持ちはじめるのも同じような動機なのですが、メロディがやさしく、きれいなものとしてはヨハン・シュトラウスのウィンナワルツから入る例がかなり多いようです。さらに、ドボルザークの新世界やチャイコフスキーの悲愴、シューベルトの未完成などの交響曲、やがてメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲などといったやや程度が高いが比較的聴きやすく、美しい名曲へと進んでいきます。大切なのは一度良いと思った曲は繰り返して聴いてみることです。音楽は芸術の中で繰り返して成立する性質をもっています。絵画も繰り返してみます。演劇は多少繰り替えし、小説はほとんど1回です。クラシック音楽の場合は繰り返すごとに新しい発見があり、ますます気に入ってきます。そのうちに違う人が演奏したらどうなるだろうかという興味もわいてくるし、テクニックの上手下手、音色の違い、演奏する人の好き嫌いも出てきます。とにかく耳にとまったメロディがあったらその曲を聴き直していくことです。せっかく美しい、楽しいものがあるのですから利用しなければ損というものです。
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