グレゴリオ聖歌
グレゴリオ聖歌は中世以降、ローマ・カトリック教会で歌われてきたもっとも古い聖歌で、単旋律のみで構成されているのがその特徴です。修道士達の斉唱するモノトーンの歌声が、延々と教会内に響きわたります。仏教徒の多い日本で讃美歌を聞く機会は、クリスマスか結婚式くらいのもので、グレゴリオ聖歌なんて言葉を聞いた事がないという人がほとんどのはずです。聞いた事があるという人も小中学校の音楽の授業で聞いただけという人が大半です。学生時代に音楽史の講義を受けたことのある人なら、まず間違い無く最初の時間に学習しているはずです。教科書だけでなく各社から出版されているレコードやCDのクラシック全集も一番最初にこのグレゴリオ聖歌が収録されています。このグレゴリオ聖歌ブームに火をつけたのは、スペインでした。93年に発売されたCDのセットが、数日後には1万5000セット、そして翌年には25万セットの達したといいます。これは20年も前にカスティーリャ地方のシロス修道院で録音されたもので、以前からLPレコードで売られていたものをCD化されたとたんにヒットしたそうです。このブームはやがてフランスを経て世界中に広がり、全世界では200万セット、日本でも7万セットを超えたそうです。クラシックの世界では、3000枚も売れればヒットだそうなので、驚異的な売り上げといえます。
copyrght(c)2008.音楽と暮らし.all rights reserved
