オーケストラ

一般にオーケストラといえば管弦楽そのものを指す場合と、管弦楽を演奏する管弦楽団を指す場合とがあります。管弦楽というのは、その文字に示されているように管つまり本管楽器と金属楽器、それに弦楽器、これに打楽器を加えた各楽器群が合奏する演奏です。古代から人間は世界中の各地域でいろいろな楽器を使って合奏をやってきましたが、西洋音楽でいまのようなオーケストラの形ができたのは16世紀末オペラが始ってからで、19世紀前半までは本管楽器が各2本、金管楽器各2本とホルン4本、それに弦楽器、打楽器を加えた2管編成と呼ばれる形でした。しかし19世紀後半から曲の内容表現が大型化するにしたがい4管編成、5管編成まで現れました。現在ではむしろ縮小されて普通3管編成で、人数は多くても100人程度です。オーケストラに使われる楽器は、本管楽器ではフルート、クラリネット、オーボエ、ファゴット、金管楽器ではホルン、トランペット、トロンボーン、テューバ、弦楽器は第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスです。また打楽器はティンパニー、大太鼓、小太鼓、シンバル、トライアングル、鈴などのほか曲によってはいろいろな打楽器が使われます。このほか鍵盤楽器としてピアノやシロフォン、マリンバが使われることもあり、さらにハープが加わります。オーケストラはオペラやバレエの演奏の時には舞台の手前の一段低くなったオケピットに入りますが、舞台の演奏では指揮者を中央に各楽器群が取り囲む形になります。並び方にはいろいろありますが、普通の形は観客席から見て左側1番手前に第1バイオリン、その奥に第2バイオリン、右側手前にチェロ、その奥にビオラが座ります。後列は左側第2バイオリンの奥に打楽器群、右側チェロ、ビオラの後列にコントラバス、中央後列に本管楽器群、その後ろが金管楽器群です。ハープ、ピアノは左側後列に並びます。ピアノ、バイオリンの独奏も美しいものですが、これだけの楽器群の合奏となると、やはり聴きごたえのあるのはオーケストラということになります。

音楽と暮らし

       copyrght(c)2008.音楽と暮らし.all rights reserved